2018年8月10日金曜日

「遊星からの物体X」CGじゃない特撮によるリアリティ!エイリアンに匹敵する恐ろしい異星人の正体をその目で観ろ!

 1982年のアメリカ映画。1951年に製作された「遊星よりの物体X」のリメイクという触れ込みだが、SFX(特撮)のクォリティの高さにより、まるっきり別物になってしまった。
 映画の舞台は、1982年の南極大陸。アメリカ人の南極観測隊の14名は、ある日、ノルウェーの観測隊のヘリコプターが、一匹の犬を追ってやってくるのに出くわす。ノルウェーの観測隊員は犬を執拗に追いかけ、殺そうとしていた。犬はアメリカの南極観測基地に逃げ込んでしまう。それを追って、ノルウェーの観測隊員は犬に銃を向け、誤ってアメリカ人を傷つけたため、アメリカの観測隊員はノルウェーの隊員を銃で撃ち殺してしまう。「なぜ、彼らは犬を殺そうとしたのだ?」驚き、訝るアメリカの観測隊員たち・・・。南極大陸では、犬は大切な仲間であった。しかし、ノルウェー人から逃れてきた「犬」には、恐ろしい秘密があったのだった・・・。
 映画は冒頭、このようなシーンで始まる。実は、私はこの映画を大学受験を終えたその足で映画館に行き鑑賞した。初めて、一人で映画鑑賞した記念すべき映画だ。よもや、その映画が、あんなに恐ろしい映画だとは、チケットを買った時点では思いもよらなかった。
 とにかく、SFXが凄い!!以前紹介した「エイリアン」でも度肝を抜かれたが、たった3年で、アメリカのSFXは進化し、僕の想像をおもいっきり超えてしまった。もっとも優れた脚本と演出があった上でのSFXであることは間違いなく、この映画の場合、サスペンス的要素をSFXで上手に仕上げている。
 現在なら、CGでいくらでもリアルに作り上げてしまうことができるだろうことは想像に難くないが、この映画を見てしまったら、「この映画はこれでベスト!」と言いたくなるほど完成度が高い。(ちなみに、数年前、この映画のCGによるリメイクが発表されたが、未だに実現したという話を聞かない)ショッキングなシーンが盛りだくさんなので、彼女と一緒に見れば「吊り橋効果」で、彼女をドキドキさせられることは間違いなし!ただ、事前に見ておかないと、彼女以上にビビりまくることになり、嫌われるかも・・・。
 「エイリアン」越えを狙った、SFX映画の金字塔と言ってよい映画!ぜひ、ご覧ください。

   エイリアンと闘ったらこっちが勝つ?的評価・・・・・☆☆☆☆☆

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