2018年10月3日水曜日

「リアル・スティール」~アトムはこんなところでも活躍していた!~

 2011年に公開されたアメリカ映画。主演はXメンで有名なヒュー・ジャックマン。

 時は2020年の未来。ヒュー・ジャックマン演じるチャーリーは、将来を嘱望されたプロボクサーだったが、落ちぶれて「ロボットボクシング」で日銭を稼ぐ日々を送っていた。
 そんなおり、かつての妻が亡くなりチャーリーは息子のマックスとひと夏を過ごすことになる。父子二人は、中古のロボットでロボットボクシングに挑むも大敗を喫し、頼りのロボットはスクラップになってしまう。
 そこで二人はスクラップ工場に侵入。ロボットの部品を盗んで新しいロボットを買うための資金を得ようと企むが、そこで、息子のマックスがスクラップの泥に埋もれた旧型のロボットを発掘する。かつてスパーリング用に開発されたそのロボットは、マックスによる「アトム」と名付けられ、「ロボットボクシング」のリングへと上がっていくのであった・・・。

 Xメン以外でヒュージャックマンを見るのは、これが初めての体験。以外に落ちぶれた中年男が似合っていて、正直驚いたというのが最初の印象でした。
 しかし、「くたびれた中年男」「離婚」「久しぶりの息子との対面」とハリウッド映画の「あるある」のオンパレードに、映画館で観た私は、早々に後悔を・・・。
 ところが「アトム」の登場から、映画にどんどん引き込まれていきます。
 この「アトム」、手塚アニメのアトムとは似ても似つきません。もっとも、この映画にはたくさんのロボットが登場しますが、手塚アニメのロボットのようなヒューマノイド型のロボットは登場せず、如何にも「戦うためのロボット」というメカニカルデザイン。
 にもかかわらず、主人公が操縦するロボットに「アトム」と名付けられたのは、手塚アニメのアトムへのリスペクトがあったからだと勝手に判断しました。

 何しろ、ロボット同士のアクションシーンが凄い!!CGだとはわかっていながら手に汗握る興奮を覚えました。「アトム」は小型ロボットながら、その敏捷な動きで次々に強敵を撃破!!その痛快さは筆舌に尽くせませんので、ぜひDVDでご鑑賞ください。

 ロボットアクション映画でありながら、父子のロードムービーとしても良質な作品に仕上がっているので、休日の夜、お父さんが息子と見るのには最高の映画であることは保証します!

       親子の絆を取り戻せ的評価・・・・・☆☆☆☆

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