2018年7月14日土曜日

「天使にラブソング」2より1が好き!中学校の先生は必見!

 僕は実は30年以上学校の先生をしていた。担任をやっていると、毎年頭を痛めるのが、合唱コンクールの指導である。合唱の練習では、大体、女子は一生懸命、男子は適当、という構図が生まれてくるのが常で、女子のリーダーが「先生、男子がれんしゅうしてくれません・・・」と泣きながら訴えてくるのが毎年のパターン。そんな時、秘密兵器として生徒に必ず見せる映画がある。25年も前に公開された映画、知る人ぞ知る『天使のラブソングを』である。
 映画の主人公は場末のショーで、無名のシンガーとして働く黒人女性である。ひょんな事からギャングに追われる事になった彼女が逃げ込んだのが、あろうことか「修道院」。もっとも彼女のキャラクターとは不似合いな「尼さん」としてすごす事になる。しかしこの修道院。あまり人気が無く日曜学校に訪れる信者の姿も少ない。そしてシスタークラレンスと名乗った彼女がこの修道院に、大きな福音をもたらすのだ。
 へたくそな賛美歌しか歌えない尼さんたちを再教育、そして賛美歌をバージョンアップし、すばらしい聖歌隊へと変貌させるのだ。彼女たちの歌を聞きに、多くの信者が訪れ、教会はかつてない賑わいを見せる。最後には噂を聞きつけたローマ法王まで訪れ、そのすばらしさにスタンディングオベレーション!シスタークラレンスはまさに寂れた教会と修道院を救う救世主となったのである。 
 説明は不要。とにかく、すばらしいの一言に尽きます。まだ見ていない、音楽の先生はまずいないでしょう。合唱コンクールで、生徒が乗らず困っている学級担任は、必ず見ましょう。学級を盛り上げるヒントが得られるかも・・・。
 ちなみに、映画の中で歌われる歌をそっくりそのまま文化祭で歌っている中学校はいまだに多いとか。パート2(荒れているハイスクールをシスタークラレンスが全米賛美歌コンクールで優勝へと導き立ち直らせると言うストーリー)も好評。刑務所でシスタークラレンスが活躍するというパート3の制作も噂されたが、いまだに完成されたという話を聞きません。制作されたら、是非みたいですけどねえ。

俺的中学校の先生が助かる映画評価・・・・・☆☆☆☆☆

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