2018年7月11日水曜日

「アバター」世界初の3D映画は、映画館を進化させた!!

 2009年に公開された、世界初の3D映画!キャッチコピーの「見るのではない!そこにいるのだ!」は3D映画のリアリティを謳っている。もともと、映画館は現実世界から抜け出して、非現実世界を体験できる場であったが、3D化によって、この疑似体験がより深化した。
 この「アバター」は3D映画という話題だけではなく、そのストーリーもまた秀逸だ。
 地球から遠く離れた星、パンドラ。この星は地球型の星であり、ナヴィ族と呼ばれる先住民族が、自然とともに幸せに暮らしていた。しかし、この星の地下に、地球のエネルギー問題を一挙に解決する鉱物が発見されたことから、地球人とナヴィ族の戦いが始まる!
 ストーリーは、アメリカの歴史を俯瞰するように描かれている。アメリカの先住民族とヨーロッパから移住してきた人々の構図がそのまま描かれている。
 また、クローン技術により作られたナヴィ族の人造身体(アバター)に意識を植え付けコントロールすることによって、ナヴィ族と平和的に交流を図ろうとする地球人もいることから、「ロミオとジュリエット」のようなラブロマンスが描かれており、この映画のストーリーを牽引していく核となっている。
 初めての3D映画体験は、最初こそ、メガネが気になって仕方なかったが、そのストリーや世界観に引き込まれて、いつの間にか気にならなくなっていた。異世界の植物の種子の輝きが、目の前で触れられるほどに感じたり、あたかも自分が、空飛ぶ鳥にのって大空を駆け巡る体験をしたり・・・驚きは数えきれない。とにかく、映画界に革命を起こした超大作であることは間違いない!
 残念なのは、3Dシステムのある映画館でなければ、この映画の魅力が半減してしまうことで、DVDで気軽に家で再現することは不可能なのだ。「アバター」が公開された時期は、3Dテレビがどの電気店にも置かれていたが、今はもう鳴りを潜めてしまっている。

           俺的3D評価・・・・・☆☆☆☆☆

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