2018年7月5日木曜日

「小さな恋のメロディ」見ればきっと、甘酸っぱい記憶がよみがえるはず・・・

 1971年公開のイギリス映画。
 規則の厳しい学校で11歳の主人公、ダニエルは、ある日女の子のバレエの授業を窓越しに盗み見る。大きな瞳と長いまつ毛の少女から、ダニエルは目が離せなくなる。彼女の名前はメロディ。ダニエルの初恋の始まった瞬間だった。
 僕がこの映画を見たのはまさにダニエルと同じ年頃。テレビの画面でだった。それ以降、テレビで再放送があるたびに、見てきたが、僕の記憶が正しければもう数十年、テレビで放映されていない。だから、映画のストーリーは断片的にしか思い出せない。
 二人が学校の校則や友人関係、そして家庭環境に傷つきながら、お互いを慰め合い、その距離を次第に近づけていく。とりわけ印象的なのは、行き場を失った二人が、肩を寄せ合い、カバンを頭に乗せ、雨宿りをしているシーンだ。
 後で知ったことだが、この映画は本国イギリスや、アメリカでは全くヒットせず、もっともヒットしたのが言葉も文化も違う、日本だったという。
 映画の再放送はなくなったが、ビージーズが歌うこの映画のサウンドトラックは、日本のテレビ番組で、今もおりに触れ、流され続けている。異国で作られたこの映画は、日本の初恋を象徴する映画になったのだ。

                  俺的初恋評価・・・・・☆☆☆☆☆

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